CC01-2wd その1
遂に禁断のマシンメイクに手を出してしまった。
世間一般に普及してるドリフト用ラジコンはほぼ全てが前後ダブルウィッシュボーン。元々ツーリングカーから派生したが故に初期はCハブを介するタイプ、最近はAアームと変化はしたけど基本的にアッパーとロアの2本のアーム+タイロッドで構成されてる。
でもこれ、実車で前後ダブルウィッシュボーンのドリ車があるかと言われるとほぼない。 みんな大好きシルビアはFストラットRマルチリンク、スカイラインやツアラーVはフロントはダブルウィッシュボーンなもののリアはマルチリンク。
そしてAE86やKP61はFストラット、R5リンクリジッド。
自分は普段KPのボディ使ってて、シャーシはsakuraD4。一応リアキャンバー0度(リジッドは基本的にキャンバーはつけられない)にしたりはしてたけど、結局全く構造が違うのが納得いかない。
でもフロントはまあ置いといて、リアリジッドのシャーシなんてあるの…? ってなる。
ある。それがタミヤのCC01。
90年代にデビューした、クロカン系の超ロングセラーシャーシ。FダブルウィッシュボーンR4リンクリジッドの足回りと、フェンダー付きバスタブシャーシが特徴で、未だに新ボディーだったり再販だったりで新しいキットが出てくる。
本来の用途はクロカン系で、クローラーほどではないけどリアルなボディ乗っけてオフロードで雰囲気を楽しむシャーシ。でもホイールだったり割とツーリング系との共通点も多く、TA01とかとの共通部品もある。
そこでこのCCをベースに2駆にし、フロントをストラット化してドリ車にしようというのが今回のプラン。まさにKPとかハチロクそのまんまのシャーシになる(はず)。
実は昔ランクルのキットを買ってクロカンで遊んでたのでCCは持ってた。でもバラしちゃったし、何より前はほぼ作り直しなので秋葉原のスーラジで部品調達。
小物ばっかだけど2万円弱になっちゃった。
方針としては、リアはとりあえず4リンクのままイーグルのキットを組み込み。フロントはデフケースをぶった切り、サーボをそこに入れ、F1系みたいにダイレクトにナックルに繋ぐ。前足はYD-2ロアアームにMST進化ナックル、んでナックルにTRFダンパー直刺ししてストラットに。サスマウントはFRPでシャーシをもう1枚作る感じ。
帰宅したら早速作業開始。まずはリンクサスを組み込んだけど、これは大正解だった。純正のふにゃふにゃアームからアルミになったことで剛性感もあり、超スムーズに動くように。これD4よりいい脚じゃね?というくらい。
バネはToplineのばねぴょんα。硬さは完成してから重量バランスとかも見つつやるからとりあえずミディアム入れただけ。
続いて前足。内側の方まで穴があるMSTナックルとはいえ普通にダンパー刺すとホイールと干渉しまくるのでタミヤの9ミリクランプハブを使ったら絶妙なクリアランスで避けた。ちなみにホイールは3Dプリントでオフセット7mm。
デフがいるはずのとこからサーボがこんにちわ。でもFRP板手作業で切り出すの大変すぎてここで一旦ギブアップ。 リューター買おうかな…
FRP加工の壁にぶち当たったのでここで一旦やめたけど、かなり順調に進んで自分でもびっくり。そこさえクリアすればもうすぐ完成しそう。